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スズメ絵日記




ある日ホールでバトルタイプの


北斗の拳・ラオウを打っておりますと


隣からなにか熱い視線を感じますッ


アッシの左隣のもうひとつ向こうで男性が遊戯しており


それを横の空席にドシュッと座って見守る彼女。




彼女ご自身は打っておりませんで


こちらがなにか演出が始まったりするたび


結構な勢いでこちらを見るのです。




アッシが気になるのはガン見もそうですけど


ゆるいパーマヘアーでセミロング、目が少々つり目な


女・アミバといった容姿の方でございます。






この彼女、相当長い時間 隣の席を陣取り


スーパーリーチや、「199X年...」と始まろうものなら、


自分家のTVぐらいの勢いで見てくるのです。





この無遠慮な視線、パチンコを打たない彼女が


渋々ホールについて来て


スーパー手持無沙汰なのであろう事が伺えますので


ここはひとつ、彼氏の方に遊戯を諦めていただきたいものですッ




ここで彼氏が席を立ちましたッ


「ナイス判断ッ!待ってましたッ!」


と、心の中で拍手したい気持ちにかられましたが



席移動だったもよう。(汗)




今度はアッシのななめ後ろに座りましたので


アミバ女の姿がアッシの台のガラス面に


バッチリ写りこんでおり、





ガン見の被害者が増え、なおかつアッシの台も


振り返ってのガン見ですので


その圧力にアッシの当りは遠のくばかりでございます。




この日は結局北斗の大当たりを一度も見る事も出来ず


ただただアミバ女の視線の恐怖におびえた1日となったのでした。





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