パチンコは風適法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)の
規制の中での営業であります。
そこでは国家公安委員会規則の遊技機の認定及び型式の検定等に関する
規則が定められております。
ここでは「確変」機能の認められたCR機について説明します。
「確変」に関しては「作動確率の値が複数定められているぱちんこ遊技機にあっては、
作動確率の値のうち高いものが低いものの10 倍を超えるものでないこと」
と規定されています。
一般的に「確変」とは「確率変動」と呼ばれ大当たり確率が変動するのですが、
それには条件があります。
「作動確率の値のうち低いものから高いものへの変動は、
役物連続作動装置の作動が終了したときにのみ生じるものであること」、
「遊技の公正を害する調整を行うことができないこと」と規定されており、
いわゆる当たりを経なければ「確変」にならない訳であります。
これには通常の確変柄による大当たりと実質的に玉の払出しが伴わない
(短時間アタッカー開放により)の2R確変なるものがあります、
また以前あった電源投入時等に行なったモーニング機能はありません。
なお逆に確率の高いものから低いものへのいわゆる「転落抽選」が認められており、
代表的なものにバトルタイプと呼ばれるもので突然時短・突然通常の2R時短・
通常の当たりにより誰でも嫌う「確変」からの転落であります。
またST機という「回数切り」もあり甘デジによく使われる大当たり終了後の数回転は
「確変」状態ですがあらかじめ決められた回数以後は通常状態に戻る
(時短になる場合が多い)機種があります。
ここで時短という言葉がでてきました「時短」とは時間短縮のことでメインデジタルと、
電池チュー開閉抽選を示すサブデジタルの2 つを多くの場合短縮、
それとともに電チュー開放時間を延長し玉を拾いやすくして
玉減りをしない機能を持つ事が多いようです。
ここで少しまとめて見ましょう。
確変・・・・大当たり確率が良くなる機能で10倍が限度で解りやすく
10倍か20倍になっているものが多いようで、台やスペック説明に表示がされています。
時短・・・・解りやすく言えば演出時間の短縮と電チュー開放時間の延長があります。
2R当たり・・・・大当たり確率に含まれるもので現在の上限確率の1/400を
実質的に下げる事となり、お客様の喜ぶ「射幸心のある」台を出しています。
以前説明しましたように風適法におけるパチンコは「著しく射幸心を煽る」ものは
禁止ですが関連法規・細則においても具体的な大当たり確率までは定めていません、
よってメーカー組織の日工組による内規の扱いであり、以前あった1/500が問題になり
1/400に変更されましたが2R当たりを織り込むことでそれ以上の台が出てきています。
小当たり・・・・大当たり確率とは関係のないオマケです、
当然のように確率の変動がなされない「ガセ」となっています、
ただ2R当たりに加え、この小当たりまでパチンコの台上表示機が当たりとして
カウントさせるホールが多く「ハマリ」が見えない・当たり回数が多く見えるとの問題があります。
2R確変・・・・突然確変「突確」と呼ばれます
以後次回の当たりまで電チューサポートがあり玉が減らずに(スルー調整により変わる)
遊技ができます。
確変時は多くの場合時短(電チューサポートあり)も併せ持つものが多いのですが
時短を持たない確変があります、
それを画面上では判断できないものが「潜伏確変」と呼ばれます。
潜伏確変・・・・上で説明した通り電チューサポートがないため投資金額はかかりますし
当然のように「確変時のハマリ」もありますので注意が必要です。
そこに加えてもう一つ怖いのが「転落抽選」がある台です。
2R通常・・・・・電チューサポートのある確変時にこれを引きますと
「時短」・・・・突時になる台が多いようです、
「潜伏確変」でこれを引けばまったくの通常状態にもどり
「確変」はなしになりくやしい「転落抽選」を引いたことになります。
いずれにしても画面上は何らかのモード変更演出は伴いますが、
演出のみではその区別が判らない事が多く「ガセ」は2Rランプ点灯しません。
2R当たりは2Rランプ点灯があり同時にセグランプ(ランプパターンもあり)により
判別可能できるようになっています。
これは取決めによりその状態変更時及び電源投入時には明示をしなければならなく
それがセグランプ等であります。
数年前の規定改正および内規改定においてユニークな独自性のある機種が
生まれており面白い反面、初心者には解らずらいものが多いようです。
平成21年3月時点の現行台は、メーカー・機種毎に様々なものがあります、
そんな時に頼りになるのがこの「パチンコチュートリアル」ですね。