今回はいよいよ「大当たり」での話しです。
折角がんばって大当たりしたのに、アタッカーに玉がコンスタントに入っていかない!
こんな釘調整が「アタッカー削り」と呼ばれるもので、
今後お話しする「スルー」の締めとともに当たってから気が付くと随分がっかりするものです。
妙にヘソ釘が開いている、ただしそれでも入らないのは
中央に玉が寄らないのか周辺釘で調整されている場合でしょう。
特別の大サービスデーでない限り(殆どない)
見た目の釘の開きとガバガバと入るようなことは・・・・、あると良いのですが。
それは上記のような仕組みが待っています、それが商売用語の「帳尻合わせ」です。
現行では最高16ラウンド・10個カウント・15個賞球数が規定にて存在します。
払い出す玉数は計算上では
15個×10カウント×16ラウンド=2400玉
もちろんアタッカーへ入る玉数を差し引かなければなりません。
10カウント・16ラウンドですから160玉、それを引いて2240玉。
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13個×8カウント×16R=1664玉、128個を差し引いて1536個
これは完全止め打ちでの場合です。
大当たり中、ホールで実際止め打ちなしで遊技するとアタッカーに入らない玉数は
ラウンド間で4個、アタッカー削りでムダ打ちが10個以上かもです。
それが1Rで発生するのですから200個以上の削りが発生します。
1ラウンドで規定玉数が入らないようなケースならば、
上記の10玉が40玉位までになるのですから計算してみて下さい。
もっともアタッカー入賞8個がオーバー入賞で9個・10個になるケースもある訳ですが、
アタッカー削りが厳しいようであればその可能性が極めて少なくなります。
ムダ打ち個数×ラウンド数が削られた玉数になるのですから、
遊戯する者はその見極が必要になります。
コンスタントにアタッカーに入るようであればラウンド間止め打ちだけで
複数入賞狙いが効率が良いようで、右打ち機種ではこの応用が効果ありです。
初めて入ったホールでヘソも広く結構良く回る台が多くあるのに妙にお客の数が少ない、
そんなところはこの削りが徹底しているのかもです。
そして恐ろしい調整、スルーが締められているとなんて話は次回にします。